2014年3月22日土曜日

BRM406 AlterNative試走の巻(上)

贅肉たっぷりの身体で無謀にもエントリーした「BRM406 近畿200km 大阪 AlterNative」。
200kmで獲得標高約3,800mという極悪非道なコース。
行ってきました。試走に。

自宅からだと往路の清滝峠と復路の十三峠を通るとちょっと遠回りになるので省略し、獲得標高約3,000m。
若干天気に不安を感じる。

最初の山場、一番目の桜峠。後半の2kmがルートラボ読みで平均斜度12%というえげつなさ。
15%と8%のミックスという感じ?でしょうか。
ここで無理して後で苦しむのも・・・ということで足つき3回。(^^; 実力ではこんなもんです。
登り切ったところ。右は名阪国道。

その後、栂坂峠を越えようとしたころから・・・雪。この後はずーっと雪とあられ。

ひざ下びちょびちょ、手足の指は寒くてしびれてくるわで、悲惨な状態。

なめてました。奈良の山を。10℃仕様のウェアだったもので、気温2~5℃にくわえて雪では
厳しすぎ。手足の指の感覚がなくなってきて、下りはブレーキかけれなくなって大ピンチ。
何度か自動販売機の缶コーヒーで指を温めて進みます。

何度か引き返すことを考えましたが、 戻る距離もかわらないくらいだし、いずれ天気も
回復するだろうと思い、前に進むことに・・・ これが失敗。ずーっと雪とあられ。
場所によっては強風で雪が斜め上に降る・・・ 30km/hも出すとあられで顔が痛い・・・

何度か林道を走るのだが、人も車も来なさそうな山奥、ましてや雪の日にこんなとこまで
来るはずもなく、「ここでメカトラ起きたらマジで遭難だな・・・」と考えながらもくもくと登っては
下ってを繰り返し。ツィートしようとスマホを取り出すも圏外・・・ パンクくらいでも手がかじかんで
修理できそうもない・・・ だいぶ追い込まれているぞ。(-_-;

何とか3番目の桜峠(このコースでは桜峠が3か所ある)に到達。杉の中を走る林道。
雪で音も消されて自分ひとりしかいないというのが強調され、不安感や想像力のせいか動くものへ警戒心がアップ。音にも動くものにも敏感に。すると視界の端に動くものが・・・
「え、何? え?え?」
10mくらいのところを鹿がぴょんぴょん跳ねながら並走、抜き去って山の斜面を軽快に登っていった。 「うっわー、びっくりしたー」「鹿、速えー 斜面関係なしかよ」

やっと名張に到着。ミニストップを見つけて暖かいものを求めます。
ふと外を見ると空から盛大に白いBB弾・・・ではなくあられが降っています。
駐車場で飲み食いはいやだ・・・ 
幸いにもイートインコーナーがあったので、名張のおばちゃんたち4人が雑談している横で肉まん食べました。寒くてしびれている手足の指もほんの少しだけ復活できたので、イートインに感謝。

続く。

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