2014年4月10日木曜日

BRM406大阪 本番の日(後編)


名張へ抜けるために3つめの桜峠を登ります。標高586mです。

この峠が当方のレベルではしんどくて、平均斜度7%で5kmほどあります。
登り序盤から再度の土砂降りになり、またしても心が折れました。

脚もすでに疲労溜りまくりで、何も考えずに漕ぐことを単なる繰り返し作業
にして、ほんとにゆっくりゆっくり登ります。

少しするとIさんに追いつかれました。Iさんのサイコンが使えず距離が
分からず、キューシートも使えないので一緒に走ることに。

桜峠を越えて名張に入り、Iさん先頭で進みます。
PC3のローソンへ行くために交差点を右折するのですが、Iさんは
そこそこのスピードで交差点をまっすぐ突き抜けてしまいました。

「ちがう、ちがう。待った。待った。」「そこ、みぎみぎ!!」と叫ぶも
ちゃーっと走っていって見えなくなり・・・

脚はとっくに売り切れで追いつくなんてできそうもないし、時間の貯金もないので
Iさんごめんなさいということで、ひとりで右折。PC3を目指します。

名張のPC3に到着。

天気はよくなって日差しも 暖かい。でもちょい風強し。
貯金は約1時間。ゴールまであと74.5km。普通なら全然問題ないのですが、
これからの峠が問題で・・・

Iさんのことも気になりましたが、オダ近のK野さんいわく「標識見れば帰れるでしょ。」 と。
そりゃそうですね。結局Iさんは来ず、こちらも余裕がないので早々に出発。

名張川 沿いの平坦な道を進みます。

散々登ったあとなので、平坦最高!!なのですが、不幸にも突風が・・・
前輪をあおられながら根性で進みます。少しすると山の影になって風の影響も
少なくなり、マシにはなりましたが、今後は上りが始まりました。

細かい上り下りを繰り返しながら水間トンネル目指します。
このころにはウェアも乾いて寒くはありませんでしたが、疲れた体に上り下りが
こたえました。ここでも何も考えずにゆっくりゆっくり登ります。

すると三度? Iさん登場。追いつかれました。
ミスコースでだいぶ余計に走っているはずですが、さすが元気です。
そのままいっしょにトンネルを目指します。

標高540mの水間トンネル到着。

ここからは下りが続き、一息つけました。
あとは奈良の市街地を超えてラスボスへ挑戦となります。

奈良の市街地に入ると他の参加者2名と一緒になり4名で進みますが、
信号でひっかかってしまい途中から一人になりました。

 8kmほど往路と同じ道を進み、ラスボス榁木峠です。標高は269mと高くは
ありませんが、平均斜度12%の激坂で、下りも30%もあろうかという過激な峠です。
当方の実力とここまでの疲労では、頑張るどころの話ではなく、夕暮れ時の
狭い峠を一人で休み休みなんとか越えました。

この峠は途中住宅地になっていますが、暗峠といい、何をどう考えたら
ああいう斜度の道路を造ることになるのか不思議です。


ラスボスを倒した(?)ので、あとは信貴フラワーロードから十三峠を越えてゴールです。

フラワーロードに入る前にある通過チェックのサークルKに到着したころには
陽が沈みつつありました。十三峠を登るころには真っ暗になりそうです。
 

サークルKでまたIさんと再会、一緒に広域農道の信貴フラワーロードを目指します。
このフラワーロードも曲者で、7~10%の上り下りを3つ4つこなすことになります。
残り時間も少ないので先を急ぎたいのですが、なかなかペースが上がりません。

道が広く、曲がりも緩いので先にある上り坂がライトでもよく見通せて、
あれを上るのかと思うとしんどさ3割増し。ふらふらとライトを
揺らしながらゆっくり登ります。坂は全てゆっくりですが。(^-^;

あまりにペースが上がらないのと、あとは峠を上まで登るだけでミスコースも
ないと思ったので、Iさんに先に行ってもらいます。


何とか十三峠の入り口に到着。ほんとの最後、標高426mの十三峠に入ります。
峠の入り口が標高300mくらいなので、正味としては130mくらいの上りです。

振り返れば奈良の夜景が見えますが、辺りに明かりはなく、ほんとに真っ暗。
疲労でなかばヤケクソなので、周りを気にする余裕もないですが、
普通だったら、自転車でこの時間には絶対に通りません。かなり怖いです。

この時点でほんとに限界で、へろへろになりながら何とか登りきり、
頂上の短いトンネルで待っててくれたIさんと合流。

「やったー。やっと上りが終わったー!!」

ということで、十三峠からの大阪の夜景です。

夜景スポットですので、非常にきれいです。ここから先に上りもないので
解放感もあり、喜びもひとしおというところです。

ライトの明るさを最強にして、夜景を楽しんでいるクルマを照らしつつ下ります。
決していやがらせではありません。安全のためです。(^-^)

クルマに乗っているひとは、あの時間に反射ベスト着用、激しく明るいライトつけた
自転車乗りが何人も通るのはよく分からない状況だったでしょう。

下り終わって、フィニッシュのセブンイレブンまであと7km。信号にひっかかりまくり。
セブンイレブンがなかなか見えてこないし、時間も余裕がなかったので、かなり焦りました。
で、到着。時間ぎりぎりでなんとか完走できました。


ゴール受付は大阪城公園なので、セブンイレブンから7kmほど市街地を走ります。

大阪城公園に入ると花見客がぞろぞろと帰るところで、それを縫う様に先へ先へ
進みます。場所がよく分かっていなかったので、きょろきょろしながら公園内を走っていると
「こっちですー」と呼ばれて、受付発見。

走行時間とサインを記入してブルべカードを提出。
オダ近謹製ピンバッジもその場で購入できたので、500万円(?)で購入。

おいしいちくわ(バームクーヘン?)とスープをいただきました。

暗かったのでよく分かりませんでしたが、大阪城公園の桜はきれいだったようです。(^-^;

みなさんと来年は暗峠復活か?という話をしつつ一服した後、クルマのある鶴見緑地に戻り
自宅に着いたのが23時。あーしんどかった。

今回の教訓
・天気予報をあてにせず雨装備はもっていくこと。
・GPSだけでなくちゃんとコマ図(またはキューシート)を確認すること。
・寒いとスポーツようかんプラスは食べにくい。
 備考
・ FINISH LINEセラミックウェットルーブは雨ブルべでももつ。
・世の中にはブロンプトン乗って初ブルべで、このコースで12時間切るひとがいる。

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